疥癬とは
ヒゼンダニというダニの一種が皮膚に寄生して体がかゆくなる病気です。
抵抗力の弱った高齢者に多く、施設で集団感染する場合があります。体の柔らかいところに多いですが、全身にも症状は出現します。かゆみが強く、赤いプツプツが目立つのが特徴で、指の間にヒゼンダニが這ったあとのトンネルがみえることがあり、疥癬トンネルとも呼ばれています。
皮膚の乾燥による湿疹と区別がつきにくい場合が多々あります。疥癬を疑う見た目の場合には顕微鏡の検査を行います。自宅、もしくは施設入所者に疥癬患者がいる場合には、疥癬に感染しているリスクが高くなります。
主な症状
- かゆみ
- 赤み
治療方法
ストロメクトールという内服薬で治療することが一般的です。
計2回薬を飲むことで、効果的に治療ができます。治療でヒゼンダニを退治できたとしても、虫の成分に対するアレルギー反応でしばらく体のかゆみが続くことが多いです。そのため、治療終了後も定期的な受診を勧めています。
主な治療方法
【内服】
- ストロメクトール
よくあるご質問
衣類・リネン・タオルなどの共有は控えてください。入浴は一番最後におこなってください。