やけど(熱傷)とは
高温の接触で熱によって起こるやけど(熱傷)と、カイロ・湯たんぽ・こたつなど低温度の熱源に長時間接触することで起こる低温やけど(低温熱傷)があります。
重症度はⅠ~Ⅲ度に分けられます。受傷直後の重症度の判定は難しく、最初は軽症に見えたとしても、1週間程度は注意が必要です。
深達性Ⅱ度以上(底の白い水ぶくれが生じて痛みを感じづらくなる)のやけどは傷痕などが残る可能性が高くなります。細菌感染がおきたり、糖尿病などの基礎疾患があると浅いやけどでも深いやけどとなり、治るまでに時間がかかったりします。
主な症状
- 赤み
- 水ぶくれ
- 痛み
- ヒリヒリ
治療方法
やけどをしたら、水道の流水で5分~30分冷やしてください。広範囲のやけどにはシャワーの流水もお勧めです。やけどの深さで治る時間も違います。
ステロイド外用薬で炎症を抑えたり、抗菌剤や皮膚潰瘍剤の外用を使用し傷の治療をおこないます。やけどの程度にによっては抗生剤内服や鎮痛剤も一緒に併用して治療していきます。
主な治療方法
【外用】
- ステロイド外用
- 抗菌剤
- 皮膚潰瘍治療剤
- フィブラストスプレー
【内服】
- 抗生剤
- 鎮痛剤
【その他】
- 培養同定検査
よくあるご質問
やけどの程度にもよりますが、落ち着くまではシャワー浴をおすすめしています。